【症状】
顎の骨の3分の2以上が溶けた状態。歯のグラつきがひどくなります。歯茎が下がり歯根が露出し歯が長く見えたり、歯と歯茎の境目から膿が出て口臭がよりきつくなったりします。この状態を放置すると、最悪の場合、歯が抜け落ちます。歯周ポケットの深さは、8mm程度と非常に深くなります。
【治療法】
麻酔をしたうえで歯茎を切開し、歯根を露出させて、こびりついた歯石や感染した歯肉を取り除く、フラップ手術を行います。処置後、歯茎を縫合します。
歯周病は一旦治療が完了しても、再発しやすい病気です。治療後のよい状態を保つには、ご自宅のケアだけでは限界があるため、歯科医院での定期的なメンテナンスが重要になります。治療をくり返し、歯周組織へのダメージを重ねてしまわないためにも、積極的に予防治療に通いましょう。