(※)保険診療と自費診療の違いについて
歯科診療には健康保険制度の範囲内で受けられる「保険診療」と健康保険の規制に縛られない「自費診療」があります。
◆保険診療…国によってあらかじめ治療法ごとの費用が定められているため、いずれの歯科医院においても診療内容が同じであれば、ほぼ同一の費用で受けられます。メリットとしては、高度な技術や特殊な材料を用いる必要がなければ、抑えた費用で十分な治療が受けられること。デメリットは、選択できる素材や治療法が限られているので、機能性や耐久性を十分に追求することができないといった点です。
◆自費診療…保険診療の範囲に縛られないので、「最低限の機能回復」以上の治療が受けられます。選択できる材料や治療法に制限がないため、高度な治療や美しさ、機能性、耐久性を追求する治療が受けられるなど、選択の幅が広がります。デメリットは、治療費の設定が歯科医院によって異なるため、比較的割高になることです。