予防歯科

定期的なクリーニングで
歯の健康を維持しよう

多くの方が、歯医者さんは「歯が痛くなってから行くところ」というイメージを抱いているかもしれません。何となく苦手意識を持っていらっしゃる方もいることでしょう。
ですが、一度ダメージを受けてしまった歯は、元の健康な歯には戻りません。
歯の健康を長持ちさせるためには「定期的にケアすること」が第一です。

ホームケアだけではなく
プロケアも

ホームケアで毎日ブラッシングをすることは重要です。
しかし、歯と歯の間や、歯と歯茎との間にこびりついたプラークは完全に落とすことは難しいので、残ったプラークはたった数日放置するだけで、歯石となってしまいます。
その上にさらにプラークがついて、それがどんどん増え続け…細菌が増殖し、口臭や歯周病といったさまざまな病気の元となります。
当クリニックではそのために「予防」が何よりも大切と考えています。歯をクリーニングすることは、虫歯や歯周病予防だけではなく、喫煙や嗜好品による着色や口臭の改善にもつながります。健康な歯を長持ちさせるためにも、ぜひ、かかりつけ医のもとで、定期的なケアを受けましょう。

正しい歯磨きの仕方

1. Flow01

   歯の面に毛先を当てる

   毛先が歯のポイントにしっかり当たるように磨きましょう。鏡で毛先がきちんと届いているか確認するのもおすすめです。

2. Flow02

   力を入れ過ぎない

   動かし方は、横に小さく動かしても、縦にかき出しても、円を描くようにしても構いません。歯や歯茎を傷つけないよう、やさしく磨くことが大切です。

3. Flow03

   細かく動かす

   細かく動かして、毛先を活用して磨くことが、プラーク（歯垢）除去に効果的です。大きく動かしがちですが、歯の表面には凹凸があるため、小刻みに動かさないと毛先が奥まで届かず、細かい部分の汚れが残ってしまいます。

4. Flow04

   丁寧に時間をかけて磨く

   1ヶ所あたり10〜20回ほど丁寧に磨きましょう。プラーク（歯垢）は粘着性が強いため、2〜3回ブラシを動かすだけでは十分に除去できません。最低でも1日1回は、5分以上かけて隅々までしっかりと歯垢を取り除くことが大切です。理想的には、毎食後に磨くのが望ましく、特に就寝前には時間をかけてゆっくりと丁寧に磨くと効果的です。

ケアグッズの併用

毎日の歯磨きだけでは、セルフケアが十分でない場合があります。そのような時は、デンタルフロスや歯間ブラシなどを取り入れてみましょう。また、必要に応じて洗口液や液体歯磨きを使うのも良い方法です。特に、洗口液は寝る前に使用することで、細菌の繁殖を抑え、口臭や歯周病予防に役立ちます。液体歯磨きは研磨剤を含まないため、歯や歯茎を傷つけずに隅々まで洗浄することができます。口腔内の状態に合わせたケア用品を活用し、日々のオーラルケアをより効果的に行いましょう。